2017年

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仲間を疑うこと、仲間を信頼すること

  • 2017.10.06

当時はそのニッポン放送の番組だけでなく テレビや雑誌のレギュラーやCMもたくさん 抱えていたのと、もちろん最新アルバムや ドリアン助川の初の書き下ろし小説も整い 更にそれをひっさげての全国ツアーを控え より責任の大きな立場にあった我々ですが みるみる痩せていく彼がリハーサルの場に 時間通りに、あるいは丸々来なくなったり メンバーとしても、まさか…という予感が 芽生え始めたため、ある日のスタジオで […]

帰国後のこと

  • 2017.10.05

この旅を経て我々はレコーディングに入り 6枚目となるアルバムを完成させました ポニーキャニオンのリゾートスタジオで ずっとレコーディングしていたのですが 僕はずっとスタジオで何かしらの仕事を していなければない立場であった事情で 空き時間の多い他のメンバーらが何をして 過ごしていたのかは実はよくわかりません ただ、彼がみるみる痩せていったことには やっぱり違和感があったんだと思います でもそれがま […]

テレジン強制収容所

  • 2017.10.04

第二次世界大戦で無数のユダヤ人が収容され アウシュビッツに送られたそのひとつの拠点 それに加え、ゲットー博物館でもたくさんの 負の遺産を目の当たりにし、またひとつ別の 作品を通じて世に伝えるべきあれやこれが 膨れ上がって爆発寸前のような状態になった 生きたくても生きることが許されなかった 無数の魂の前にそれを正しく感じることさえ もしもできなくなってしまうのだとしたら 薬物は目に見える破壊よりもも […]

プラハ

  • 2017.10.03

チェコのビールが特別に美味しく感じたのは 決して味覚だけの事情ではないと思うのです ベルリンからプラハへ続く鉄道のその時間に いい曲が書けてしまったせいかもしれない あんなにゆるやかに流れる鉄道は初めてです いい仕事をしたらやっぱり何でも美味しくなる ドラッグの力でいい作品を書くとか寝ぼけた ことを抜かす奴らを時々見かけたりしますが 森羅万象を感じるセンスをクスリに頼るとか スランプだからクスリで […]

ベルリン

  • 2017.10.02

ベルリンではナチをファッションに する若者がシェパードを連れていて そんな中心部の広場で即興演奏収録 東と西との歴史の重みを音にしたり かと思えばそんな猛暑の中で茹だる 動物たちのいるベルリン動物園にも 出かけたりしつつ、仕事ですけどね あの動物たちは気づいていたのかも

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