帰国後のこと
- 2017.10.05
- blog
この旅を経て我々はレコーディングに入り
6枚目となるアルバムを完成させました
ポニーキャニオンのリゾートスタジオで
ずっとレコーディングしていたのですが
僕はずっとスタジオで何かしらの仕事を
していなければない立場であった事情で
空き時間の多い他のメンバーらが何をして
過ごしていたのかは実はよくわかりません
ただ、彼がみるみる痩せていったことには
やっぱり違和感があったんだと思います
でもそれがまさか薬物のせいだとは誰も
夢にも思わずただ彼の体調を心配してました
ニッポン放送で中高生の悩み相談をしたり
当時の我々はそういうバンドだったため
メンバーとしては薬物なんかに手を出すとか
そんなことは考えられなかったということが
彼の薬物依存に周りの誰もが気づけなかった
実はその最大の要因のひとつだと思います
変な話に聞こえるかもしれませんが、僕が
もしもどうしても薬物がやりたかったなら
叫ぶ詩人の会を辞めてからやってたでしょう
それぐらいのバンドだったということです
人間のモラルとかの話をしてますが、薬物は
それ以前の自己制御ができない状態なんです
人間としてあるべき判断さえ無になるのなら
薬物は目に見える破壊よりももっと恐ろしい
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