楽器演奏、真似事の域を脱したい人へ
- 2018.01.16
- Q-sai合宿
- IN, MIDI, OUT, アコギ, アコースティックギター, アルペジオ, アンプ, アンプ系, エフェクター, エフェクト, エレキ, オーバードライブ, カッティング, カット, キーボード, ギターアンプ, ギターエフェクター, ギターコード, ギタースケール, ギターチューニング, ギターピック, ギターメーカー, ギターリペア, ギター初心者, ギター弦, ギター練習, コントロール系, シンセサイザー, シンセ系, シーケンサー, シールド, スイッチ, スケール, ストローク, スピーカ, ソルフェージュ, ダイナミクス系, ダイレクト, ディストーション, ディレイ, トレモロ, トレーニング, バイパス, パッチ, ビギナー, ピアノ, ピッチシフター系, フィルター系, フィンガー, ブランド, プラグイン, ベース, ベースエフェクター, ベースチューニング, ベースピック, ベース初心者, ベース弦, ベース練習, ボックス, マシン, マルチエフェクター, ミュート, メンテナンス, モジュレーション系, リズムトレーニング, リハ, リハーサル, リペア, ルーパー, 初心者, 基礎, 弦, 弦交換, 張り替え, 応用, 打ち込み, 指, 挫折, 歪み系, 爪, 空間系, 練習, 電源
社会人のモチベーションには大きな差がある
合宿の現場では参加者のスキルチェックと同時に
モチベーションの度合いを密かにチェックします
それはどこにも記載しないし、情報共有もしない
主宰の頭の中で勝手に処理される情報なのですが
それ次第でどこを目指すかが随分変わってきます
社会人が人生の趣味として楽器を嗜みたいのに
基礎からガチガチに固めていくと挫折しますよね
結局は基礎
という訳で『楽器演奏、真似事の域を脱したい人へ』
これについて今日は言及しておきたいと思ってますが
どんな楽器にもいえることとして…これは大前提で
みっちり基礎を積まなければ真似事の域は脱しません
しかしながら恐らくここで期待されている内容は
そこを何とか基礎を避けて真似事の域を脱する方法
みたいなことなのでしょうね…ね、そうでしょう?
ちゃんと基礎を積もう!で終わらせたいところですが
気楽に楽器を趣味にして人生を明るくしたいという人に
血の滲むような基礎練習を勧めるのも違うと思ってます
そこから目を背けたら楽器人口なんか増える訳はなく
モチベーションの度合いに寄り添った活路を探る活動を
根気強くコツコツと長年ずっとやってきております
http://www.q-sai.net/
ビギナーの敵は勝手な先入観
さて、ここからはどれだけ耳を貸していただけるかです
これ次第で皆さんが真似事の域を脱するか二分されます
パッと聞くと「そんなの何の効果もなさそうだし、無駄だ」と誤解します
この非常に有効な話を心底理解するには、やはりスキルが要るんです
スキルがないのならば、ここからの助言には素直に従ったほうがよいです
スキルがあるのならば、釘を刺さずとも自ずとその有用さに気付く筈です
これは皆さんが描く「本物」と「真似事」とを分ける非常に貴重な話です
僕には何の得もない話であり、ここは騙されたと思ってついてきてください
真似事の域を脱する方法・STEP1
まず、自分のお金でそこそこのメトロノームを買ってください
振り子のあるアナログメトロノームで、新品がいいと思います
次に課題曲のテンポよりも少し遅めにメトロノームを設定し
そのビートに身体を乗せ、丁寧にフレーズを奏でていきます
(皆さんが既に練習に取り組んでいる楽曲のフレーズなどで構いません)
これがまずきちんとできているかどうかが重要なのですが
合宿の現場では多くのビギナーがこの単純作業にさえ躓きます
「ズレたことさえ気付かない」という例も珍しくないので
ここはきちんと、一拍さえズレることなく演奏できるよう
確かめながら丁寧に、確実に、クリアしていってください
一拍のズレが大した問題ではないと捉えてる人は多いです
これが大変な問題だということを肝に銘じてくださいね
真似事の域を脱する方法・STEP2
そこを確実にクリアしたら、メトロノームの設定を変えます
現在のテンポに対し「÷2」の数字が次の段階の設定です
先ほどの図に対し、このようなイメージで演奏します
先ほどは四分音符で細かくビートが刻まれていましたが
ここからは「聞こえないビート」を明確に感じながら
先ほどと変わらぬ演奏がキープできるよう頑張りましょう
念のためですが、先ほどの図に新たに出てきた記号は
これ、音楽の授業でもやった四分休符というやつです
先ほどビートがあった場所にこれが入れ替わった形です
ビートは聞こえなくなった筈ですが確実に存在する「間」
それが休符です…単純に「休む」とは違うので要注意
そんなこんなでこのトレーニングを丁寧に積んでください
我が合宿の現場を経て、この例の圧倒的な傾向としては
先ほどの演奏と比較してほぼ100%の人が、ハシります
つまり先ほどの演奏よりも速くなり、前倒しにズレます
これも徹底的に丁寧にクリアする練習を積んでください
難しいですが真似事の域を脱するには不可欠な方法です
真似事の域を脱する方法・最終STEP
さて、これが確実に難なく演奏できるようになったら
仕上げに少々トリッキーな練習に突入していきます
先ほどの図に似ていますが、休符と音符が逆になりましたね
メトロノームを「ウラ」で感じながら何ごともなく演奏します
入り方さえ間違わなければよいのですが、ハードルは高いです
聞こえるメトロノームのビートは「2拍目」か「4拍目」です
聞こえてくるビート「・ ・ ・ ・ 」に対し
まず手始めに「2 4 2 4 」というふうに声を発し
その隙間つまりウラにあたるタイミングで「2 3 4 1 2 3 4…」と
カウントできるようになってから楽器を持って練習します
…と、物凄く簡単にできるふうな言い方をしましたが
こんなふうにメトロノームをウラで感じながら演奏するには
明確な「パルス感覚」が身体に宿っていないと実現不能です
パルスという言葉が出ました…小難しい話はすっ飛ばしますね
つまり段階を追った末の最後の図のような状態をキープして
同じ状態で演奏できるようにすることでパルス感覚は宿ります
この「パルス感覚」こそが音を生き物に変える要素なのです
真似事の域を脱しないプレーヤーににグルーヴは宿らない
つまり、このトレーニングを大真面目にクリアした人が勝ち
テクニック云々以前の真似事の域を脱した勝者となります
もしもこのレクチャーが難しいと感じた人は僕のblogを見て
いつどこに出没するかチェックしつつ、会いににきてください
近いところでは2〜3月「弦交換ボランティアの旅」がいいかも
もちろん合宿に来るのが一番確実ですが、そういう線も含め
何より自身のためにこの3つのステップをクリアしてください
プロの現場ではその更に上の弱拍を掴んでいる
また、このトレーニングには更に高みのステップがあり
たとえばレコーディングでグルーヴを出したい時などは
メトロノームの設定を4分音符つまり一番最初の状態に戻し
各拍のウラ、つまり8分音符上の偶数で取るようにします
これはさすがに修練が要るのと、我が合宿の現場でもほぼ
きちんとクリアできた人は居ないので無理強いはしません
しかしながらこれがクリアできれば真似事の域を脱した感が
自身にも、あるいはそれ以上に聴き手側に伝わると思います
「グルーヴの正体」については本日中に開発者blogのほうに
ガッツリと書いてアップするので待っててくださいね
『弦交換ボランティアの旅 Powerd by Q-sai@楽器挫折者救済合宿』
ギターの弦交換でお困りの皆さんを主宰・きりばやしひろきが救済に伺います。
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#ギター #アコギ #エレキ #弦交換
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