ミュージシャンとは

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活動停止だった我々メンバーは

本当に疲れ果てていたと思います
徹底的に辛い時はインドがいいです

慰安旅行でなく、むしろ修行として
インドではいろいろ叩き直されます

数十年が経って今もなお根強く残る
インドカーストを目の当たりにして

自分たちの身に襲いかかる不運など
小さなことだと感じられたのと同時に

自分は何のために音楽を作り、奏で
生きているのかということに対して

違和感を持ち始める機会になります

メジャーシーンで毎日音楽をやって
暮らしてることに何の疑問も持たず

音楽業界の決算の事情のために日々
音楽を作り続けることが果たして

自分が夢見たミュージシャンなのか

それは世の多くのミュージシャンが
当たり前にやっていることですが

こんなルーティンが本当に音楽への
恩返しなのだろうかと感じた訳です

つまり当時は自分のことしか考えず
音楽で食えててラッキーだ、なんて

そんなふうにどこかで思ってた自分は
最低のミュージシャンだと思いました

インドで見た不条理を見ぬふりして
ぬくぬくと自分のために音楽など…

そんなことよりもこの不条理を
インドだけでない、世界の不条理を

音楽の力で少しでも変えられたら、と
そんなふうに考えるようになりました

できるかどうかではなく、やるのみ
しかし今は”できる”に変わってます

メンバーの不祥事でボロボロになり
その回り道でたまたま発見したこと

音楽に誠実に向き合うことの意義と
方法を根本から覆したインドに感謝し

今こうして楽器人口、音楽人口を
増やし続けるに至ったということです

インドで起きた無数の出来事のうちの
そのほんの一部がアップされてます
http://www.q-sai.net/about/vision/

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