Qactusを通じて届いた旧友からの驚くべきメール

Qactusを通じて届いた旧友からの驚くべきメール

旧友から届いたQactusに関するメール

昔、一緒に音楽をやっていたことのあるミュージシャンから、かれこれ10年ぶりぐらいにメールが届きました。
 
ろくに連絡も取り合っていなかったのできちんとは知らなかったのですが、なんと二度の脳梗塞を患い、手に麻痺が残ってしまい、以降、仕事はすべてギターなどの楽器を使えずコンピューターでやっているそうです。
 
僕よりも年下で、とても才能ある男なので、フィジカルな面だけでなくいろいろと心配しているのですが、思ったよりは元気そうで少しホッとしつつ、しかし再発のリスクも未だあるようで、とにかく完治して欲しいと願っています。
 
そんな彼から届いたメールによると、どうやらここでもQactusが役に立っているようです。
 
Qactusが彼にとって再びギターを弾くためのキッカケをもたらし、幸いにも後遺症はリハビリで少しずつ回復しているそうで、現在、新たな目標は「Qactusを卒業すること」とのこと。
 
本人の許可をいただいたので、彼の長い長いメールのうちのほんの一端をここで紹介します。
 

…でも、不自由な手ではさすがに小一時間では難しく、「届いたその日にはもう弾けた!」というほど甘いものでもありませんでした。それなりに曲っぽく仕上がるには数日を要しました。

それでも、たった数日です。

リハビリと並行しながら何年もかかるだろうと思っていた楽器演奏を、たった数日で。

この一年、僕がずっと思っていた「いつかギターも弾きたいな〜」の“いつか”は、数年後のことではなく、“いま”であったのだと痛烈に理解して、嬉しくて本当に泣きました。

 
以上、これはほんの一端で、彼のblogにも同じような記述があります。
 
 
実は知らぬ間にQactusのことをいろいろ調べてくれていたようで、一連の僕の発信案件と同様、人々にQactusを正確に理解して欲しいという意欲を持っているのと、なにより僕自身が彼のメールから大きな力をいただいたのとで、彼へのエールも兼ね、こちらも本人の許可を得て彼のblogへのリンクを貼らせていただきます。
 

from takes hi onuki
オオヌキタケシ公式blog
ギター挫折者をゼロにするQactusカクタスをマジメに批評

 
彼の大病と僕の発明案件との偶然の接点でお互いに10年ぶりの近況報告を交わすこととなった訳ですが、とにかくその不自由な指先で一生懸命伝えてくれたことに感謝しています。

と同時に、ちょっと反省しました。

一筋の光となったQactusは本来「卒業を目指すべきもの」ではあるけれど、障害を持つ人々にとっては「無理に卒業せず、補助器具のままでよいのでは?」と、実は開発者の立場でそう思ってました。

彼のメールを見て気付かされたのは「ユーザーの限界は開発者が決められない」ということ。
 
 

Qactusにまつわるいい話を募集します

ユーザーのみなさんから学ぶことはまだまだありそうです。

よければユーザーの皆さん、Qactusにまつわるいい話、ぜひ開発者宛にメールで聞かせてください。

ユーザーの声は開発者の励みになります。
 

Qactus専用送信フォーム
http://qactus.jp/jp/contact/

 
普段こちらからは見えづらいユーザーの声を受け、個人的にはだいぶ士気が高まりました。
 
 
彼のその心の強さに敬意を表すとともに、とにかく彼が卒業する日を個人的に楽しみにしてます。

その後の様子も時々は彼のblogに綴られると思うので、頑張っている彼の活動をぜひ応援してあげてくださいね。

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