Qactus-カクタスによるドローン弦効果、開放弦の強み
- 2017.12.12
- Qactus
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演奏スキル、音の長さとの関係
昨今のHDDレコーディングシステムで仕事をしていると、データ上で演奏スキルの差が思いがけず見えてしまうことがあります。
ギターのような弦楽器のたぐいでよくあるのは、「演奏が上手な人の音は長め、あまり上手でない人の音は短め」という傾向。
ちなみにここでいう長さというのはいわゆる音符の長さのことではありません。
例えば演奏スキルに大きな差のある二人のプレーヤーがギターで同時に8分音符を奏でたとしましょう。
どちらも8分音符の範囲なのですが、データ上では明らかに差が出るのです。
つまり、充分な音符の長さを保つことができる人の演奏は上手に聞こえる訳です。
余韻を保つ機能
ギターという楽器はその構造上、運指の際に音が途切れるという避けられない物理的事情があります。
これを極力途切れさせずに弾くスキルをビギナーは少しずつ養っていく訳ですが、やはり初期段階にはなかなかうまく音が繋がらないので、練習にも気分が乗らずに長続きしないというケースが多いんです。
初期段階の壁を越えるにはギターに触れる時間をできる限り長く確保することが鉄則ですが、実はQactus、初期段階でのビギナーの練習ムードを落とさないための工夫が仕掛けられています。
練習ムードをキープし、気づかぬうちに長時間練習したくなる工夫、それは「豊かな余韻」です。
ドローン弦効果をビギナーのために利用
例えばインドにはシタールという弦楽器がありますが、指で触れて奏でる弦とは別に、直接触れずに共鳴させるだけの「ドローン弦」というものが張られています。
シタールの余韻が長いのは、どのコードにも調和する音程でドローン弦が鳴り続けているおかげであります。
ビギナーのそのスキル不足を一時的に補うために、Qactusはこのドローン弦効果を利用。
Qactusを装着したギターは(弦の余韻をコントロールする演奏法を使わない限り)少なくとも1~2弦の余韻が途切れずに鳴り続けるので、スキル不足による音途切れがなくなり、ギターに触れたことのない人がトライしても上手に聞こえます。
練習が長続きする工夫
実力以上に上手に聞こえるというのはトレーニングツールとしてはマイナスポイントですが、Qactusは一度挫折したビギナーがリベンジするために「できるだけ長い時間ギターに触れていられる工夫」を優先し、気分よく練習が楽しめる方法、つまりこの選択をした訳です。
なるべく長くギターに触れること。そしてそれを日々の習慣にすること。これが挫折しないための鉄則。
再起をかけてスタートしたばかりのビギナーにとって、気分よくギターが鳴ってくれるかどうかは、初期段階を越えるためには重要なんです。
※開発者blogも頑張ってます↓
Voice of the developer
-Qactus開発者サイドの声
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